- DATE
2015年11/12(木)〜11/15(日)
- GENRE
- PERFORMANCE
- SERIES
- その他|OTHER
- VENUE
にしすがも創造舎
- TAGS
作品概要 Outline
作品概要
ゾンビ音楽でつづる死への行進。オペラの新領域がここに拓かれる!
死神に先導され、恐怖に踊りつつ死に赴く人々の列を描いた「死の舞踏」。死の普遍性を伝えるものとして、中世ヨーロッパ以来、さまざまな芸術作品、文学に引用されてきたイメージを、現代のアーティストによる「オペラ」として上演する試みがここに始まった。
クリエーションの起点となるのは、コンピューター制御された指がリコーダーやクラリネットなどの楽器を演奏をする「ゾンビ音楽」。作曲家・安野太郎が考案したこの「音楽の生ける屍」と、ドラマトゥルクの渡邊未帆による音楽の歴史や理論めぐる考証、演劇の枠を超えアグレッシブな活躍ぶりを見せる「悪魔のしるし」の危口統之が手がける美術が一体となってつくりあげる舞台は、「死」の存在感を改めて強く印象づけるものとなるだろう。オペラの新たな領域もそこに拓かれるはずだ。
あらすじ
─ある日、8人の人間たちが、笛吹きルンバに導かれ、闇に消え失せた。
人類の奏でる「音楽」なるものはすでに壊滅していた。地球上、人間に残された唯一の仕事(=芸術)は、ふいごを踏んで空気を送り込むことだけである。それも巨大な空気袋に。その行為によって、楽器の屍たちから「ゾンビ音楽」が奏でられるというのだ。
ある日、笛吹きルンバが現れる。かつてあった「音楽」を救い出すために、不思議なメロディを奏でながら人間たちに近づく。と、大気が突如として爆発。人間たちがせっせと送り込んできた大気がとうとう飽和したのか。人間たちは混乱し危機に陥り、意志を失い、笛吹きルンバに導かれるように闇へと消え失せてしまった。
爆発後、廃墟と化した地球。だが人類は機械(=ゾンビ)となって蘇生する。宙からは声の屍たるゾンビ・クイーンが舞い降りて、いまや再び息を吹き込まれた「ゾンビ音楽」とともに新たな地球の物語を歌い始めるのだった。
★ポスト・パフォーマンストーク ゲスト
11/13(金)19:30の回 安野太郎×渡邊未帆×危口統之
11/14(土)19:30の回 安野太郎×市村作知雄(フェスティバル/トーキョー15ディレクターズコミッティ代表)
◎「ゾンビをマヂカデ・ミル・ツアー」
11/15(日)14:30の回 安野太郎によるゾンビ音楽レクチャー+舞台装置を体験できるバックステージツアー
出演者 Cast
出演
浅井信好、岸本昌也、左藤英美、新大久保 鷹 、
滝腰教寛、東金晃生、中村桃子、長屋耕太、八重尾恵 、山崎春美、
ゾンビアンサンブル
スタッフ Staff
安野太郎(コンセプト・作曲)×渡邊未帆(ドラマトゥルク)×危口統之(美術)