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搬入する空間はどうやって選びますか?
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特別な、あるいは特別というほどではないけれど、みんながよく知っている建物などが良いでしょう。馴染みの空間が単なる障害物になる瞬間、その建物の思わぬ面を発見できるかもしれません。
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ギリギリのサイズじゃないとダメですか? 物体は大きくないとダメですか?
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これはある種の困難さを乗り越えていくことが前提のゲームのようなものなので、簡単すぎると一瞬で終わってしまうため盛り上がりに欠けそうです。大きくないとダメということはありませんが、小さい物体だと困難さが感じられなさそうです。とはいえ、乗り越えるべき困難を作り出すきっかけは、必ずしもサイズである必要はないかもしれません。
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建物を傷つけてしまいませんか?
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建物は決して傷つけないように、物体を緩衝材で包む事をお勧めします。いずれにしても搬入には細心の注意を払いましょう。
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入らなかったらどうしますか?
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どうしても入らない場合は物体を切断する、あるいは分解して入れても良いです。
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何もない場所でやってもいいですか?
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何の障害物もない場所でやることは難しいです。ただ、障害がないことがむしろ乗り越えるべき困難さにも思えてきたら大丈夫です。
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スタート地点とゴール地点、経路はどうやって決めますか?
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ある空間の外から始めて、中が到達地点、というのがオーソドックスな考え方です。中から始めて外に出す、というのでも良いでしょう。みんなに見てもらいたいなら、搬入する前にそのまわりをぐるっと一周回ってきても良いかもしれません。
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きちんと設計しないとダメですか?
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適当に作ると全然入らなかったり、あるいは簡単すぎたりします。きちんと建物を採寸し、模型で検証することがとても大切です。
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お客さんがいなくてもいいですか?
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自分たちだけで楽しんでも構いません。一人でやる場合は記録映像などを撮って公開しても良いでしょう。どうせやるならたくさんの人に見てもらいたいですよね。
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どのくらいお金がかかりますか?
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お金が無いのなら無いなりに、もらってきたダンボールなどでタダで作ることも可能です。お金が有り余る人は金箔などの装飾もあり得ます。
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搬入した物体は、その後どうしますか?
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その場所を次に使う人がいる場合は、直ちに解体、撤去するか、逆のルートで搬出しましょう。時間に余裕がある場合は何日か展示したり、あるいは、何か別な用途でも活かせる物体を作ってみても良いでしょう。
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意味がありますか?
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何にでも意味を求めてしまうことを内省しましょう。しかし解釈は自由です。実際に参加してみて、まわりの人の表情と自分の気持ちを感じてみてください。きっと何かを感じられると思います。
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これは単なる労働ではないでしょうか?
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そういう見方もあるでしょう。
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日本のお神輿や山車に似ていませんか?
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多くの人で担ぐその姿は、お祭りに似ている側面もあるでしょう。そもそも日本には八百万の神様がいらっしゃるので物体にも神様は宿っていると思われます。
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搬入をプロフェッショナルに依頼してもいいですか?
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自由です。そもそも搬入プロジェクトの初演は工事現場で荷物を運ぶ荷揚げ屋さんが搬入しました。卓越した技術とパワーを見せてもらいましょう。
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搬入を一言で言い表すと?
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お神輿と知恵の輪を掛け合わせたもの、空間を反転させた彫刻。
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勝手にやってもいいですか?
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搬入プロジェクトは著作権を放棄しているので、問題ありません。
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作るコツを教えてくれませんか?
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過去の搬入プロジェクトや、作り方を詳細に記録した本を販売しております。ぜひお役立てください。
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BASEのページへ(電子本の販売サイト) -
悪魔のしるしは手伝ってくれますか?
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可能です。ご相談ください。
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